ジャマイカのチキンは美味しい。それが弁当になっているとさらにおいしい。チキン弁当にもいくつか種類があるけれど、私が好きなのはフライドチキン+ライス&ピーズ、そこに申し訳ない程度にキャベツとトマトがくっ付いてくるもの。
ココナツミルクとタイムなどのスパイスで炊いたごはん、ライス&ピーズは毎日食べると飽きるが、たまに食べるととてもおいしい。またチキンとの相性も良い。チキン弁当はどこの店にも置いていて大体130J$(350円ほど)〜。店によってチキンとご飯の上にテロッとかけるタレの味が違うが、ケチャップベースのものが多い。このタレがチキン弁当をおいしくするポイントと言える。
食事作りに疲れてたまにフラッとこのチキン弁当を買いにいくのが私のちょっとした幸せ。ただ、一度食べるとしばらくいいや、と思うほど量と脂が多い。
ジャマイカの代表料理で、アキと言うフルーツ(フルーツと言う感じはしない)とたらの塩付けを香辛料と一緒に炒める。トマトやピーマン、長ねぎなどの野菜を入れる人も多い。
アキの木はジャマイカの至る所にあって、簡単にただで手に入るのだけれど、私はどうもこのアキ&ソルトフィッシュが上手く作れない。きっと油と香辛料の量が足りないのだと思う。だからたまにこのアキ&ソルトフィッシュを外で買って食べると、やっぱり国の代表料理だけあっておいしいと思う。ジャマイカ料理はジャマイカンに作ってもらうのが一番。
青いバナナを茹でたものやヤムという山芋、ダンプリン(小麦粉とコーンミールを水で練って茹でたもの)などと一緒に食べる。パンに挟むこともある。

おそらくジャマイカ料理で一番外国人に有名なのがこのジャークチキン。スパイスをたっぷりまぶしたチキンをあぶり焼きにしたもの。油が少ないのでしつこくなく、飽きない。道端でドラム缶を使って焼いているジャークチキン売りのがおいしいけれど、ISLAND  GRILLというファーストフード店で売っているジャークチキンもなかなか上手い。
ジャークチキンはご飯と一緒に食べるより、フライドポテトかそのまま単品で食べるのが一番いけると私は思う。そこにビールがあればなおさらいい。
お酒を飲んだあと無性にラーメンが食べたくなるのと同じように、私にとってこのジャークチキンがそのラーメン代わりとなっていた。
ちなみに、ジャークシーズニングというスパイスがスーパーで売っている。それを鶏肉に絡めて自分の家で焼いてみてもどうもあの味が出ない。どうやら煙を逃がさないあの薄汚れたドラム缶がミソのようだ。

とにかく値段が安くお腹がいっぱいになって、飽きないスナックがこのパティ。パティ屋さんはダウンタウンのあちこちにある。パン屋でパティを売っていることも多い。
パイ生地の中に具が入ってサクサクしているパティは、いつも熱々で売っている。パティにはいくつか種類があって、ビーフパティが一番人気。その次がベジタブルパティだろう。1個20J$(50円ほど)。
ロブスターパティなんてのが、少し高めの値段で売っているけれど、何回食べても60円でロブスターを味わおうとしたのがそもそも間違いでした、と思うような味がする。
その他、ミートローフ、カラルローフ、アキローフといって、フカフカパンに具を挟んだものもある。値段もパティと一緒でこれもお腹がいっぱいになるから、育ち盛りの子供達はよく学校帰りにパティを買い食いしている。

ヤギのスープ。ヤギの肉と内臓を一緒に入れて煮込んだもの。ヤギ独特の匂いとこくがあるのでダメな人はダメ。逆に好きな人はハマる。細長いダンプリンやヤムイモも入っているので、スープと言えどもメインディッシュと同じボリュームがある。
暑い国で熱いスープ?と思うかもしれないが、暑いからこそ熱々のスープを飲んで、汗をだらだら掻くのはちょっとした快感。家で食べる時は首からタオルを垂らして、吹き出る汗を拭き拭き平らげる。
自宅で大きなパーティーがある時はヤギを一頭下ろし、これまた大きな鍋で何十人分のゴートスープが作られる。ダウンタウンでテイクアウトするゴートスープよりも、こうして新鮮な肉と内蔵を使って作られるゴートスープの方がはるかに感動を与えてくれることは言うまでもない。